所在地 : 兵庫県城崎郡豊岡町(1947年・1950年)、兵庫県豊岡市円山区(1955年)、兵庫県豊岡市円山町22(1958年)、兵庫県豊岡市円山(1960年・1963年)、兵庫県豊岡市滋茂21(1966年)、兵庫県豊岡市滋茂11(1969年)、兵庫県豊岡市元町11(1973年)、兵庫県豊岡市元町10-18(1975年・1976年・1978年・1980年・1985年・1990年・1995年・2000年・2005年・2010年・2015年・2020年・2022年)
開館年 : 1927年? 1933年?、1975年頃(2館化)
閉館年 : 営業中
『全国映画館総覧 1955』によると1933年開館。1943年の映画館名簿には掲載されていない。1947年・1950年・1953年・1955年・1958年・1960年・1966年・1969年・1973年・1975年の映画館名簿では「豊岡劇場」。1970年・1974年のゼンリン住宅地図では「豊岡劇場」。1976年・1978年・1980年・1985年・1990年の映画館名簿では「豊岡劇場・豊岡シネマ」(2館)。1980年・1984年のゼンリン住宅地図では「豊劇 豊岡シネマ」。1995年・2000年・2005年・2010年・2012年の映画館名簿では「豊岡劇場1・2」(2館)。2012年の映画館名簿では経営会社が有限会社豊岡劇場、経営者が山崎明美、支配人が山崎浩作、1が鉄筋造1階で214席で邦画・洋画を上映、2が鉄筋造2階で70席で邦画・洋画を上映。2012年3月31日閉館。2014年12月27日再開館。2015年・2020年・2022年の映画館名簿では「豊岡劇場大ホール・小ホール」(2館)。2022年の映画館名簿では経営会社が有限会社石橋設計、経営者・支配人ともに石橋秀彦、1が148席、2が34席。2022年8月31日休館。2023年3月25日営業再開。最寄駅はJR山陰本線・京都丹後鉄道宮豊線豊岡駅。
豊岡市元町10-18の「豊岡劇場」。設計者や施工者は記載なし。構造は木造2階建。竣工年は昭和初期。
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城崎郡日高町(現・豊岡市)出身の俳優である今井雅之は、兵庫県立豊岡高校在学時にしばしば「豊岡劇場」に通っていた。
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女優の片桐はいりは「豊岡劇場」を訪れたことがある。片桐はいり『もぎりよ今夜も有難う』幻冬舎、2010年には豊岡劇場に関する随筆が掲載されている。
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「豊岡劇場」に言及している書籍として中村政人『コミュニティ・アートプログラム』アートNPOゼロダテ、2013年がある。京都市の出町座や福知山市のまちのばにも言及している。
*22
「豊岡劇場」に言及している書籍として、大屋尚浩『日本懐かし映画館大全』辰巳出版、2017年がある。
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「豊岡劇場」に言及している書籍として『新しいコミュニティを生み出す空間とデザイン』パイインターナショナル、2020年がある。
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「豊岡劇場」に言及している書籍として平野隆彰(編著)『丹波発 次の生き方としての「田舎」』あうん社、2022年がある。
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2012年3月15日付『毎日新聞』には、豊岡劇場の閉館に関する「さよなら豊岡劇場」という記事が掲載されている。
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2012年3月16日付『神戸新聞』には、豊岡劇場の閉館に関する「豊岡劇場今月末に閉館」という記事が掲載されている。
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2012年3月18日付『読売新聞』には、豊岡劇場の閉館に関する「豊劇半世紀に幕」という記事が掲載されている。
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2012年3月24日付『神戸新聞』には、豊岡劇場の閉館に関する「但馬の映画館幕引き」という記事が掲載されている。
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2012年3月28日付『朝日新聞』には、豊岡劇場の閉館に関する「但馬から銀幕消ゆ」という記事が掲載されている。
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2012年3月31日付『神戸新聞』には、豊岡劇場の閉館に関する「時代に押されきょう閉館」という記事が掲載されている。
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2012年4月1日付『神戸新聞』には、豊岡劇場の閉館に関する「豊劇60年の歴史に幕」という記事が掲載されている。
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2012年4月1日付『毎日新聞』には、豊岡劇場の閉館に関する「いつか復活を」という記事が掲載されている。
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2014年の営業再開後の経営者である石橋秀彦は、中学生の頃から豊岡劇場に通っていた。石橋は中学生の頃に映画監督を志し、アイルランドの美術学校に留学すると、イギリスのロンドンでアーティストとしての活動を行った後に帰国した。日本では映画配給の仕事に携わり、2012年に豊岡劇場が閉館すると、2014年に「豊劇新生プロジェクト」を立ち上げ、クラウドファウンディングを行って改装資金を獲得、同年に営業を再開した。1927年に芝居小屋として開館した豊岡劇場は、戦時中には倉庫として使用され、戦後には映画館となった。2014年の営業再開後、大ホールでは映画上映のほかにイベントも行っている。小ホールは地域のコミュニティスペースとしても機能し、クリエイターの発表の場にもなる。ロビーはカフェ&バーとして使用している。ゆくゆくは駐車場スペースにテナントを募集することも検討している。
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「豊岡劇場」に言及している書籍として、中馬聰『映画館 中馬聰写真集』リトルモア、2015年がある。
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「豊岡劇場」に言及している書籍として、『ミニシアターのある街へ。』JTBパブリッシング、2021年がある。
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「豊岡劇場」に言及している雑誌記事として、高田京子「human INTEREST レトロを訪ねる 映画館編」『週刊新潮』2007年3月15日号がある。
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「豊岡劇場」に言及している雑誌記事として、「冬はストーブと共に」『弁当と傘』第1号、2011年がある。
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「豊岡劇場」に言及している雑誌記事として、石橋秀彦「地域の力を信じる・活かす 豊岡劇場の新生と『地域の力』」『地方自治職員研修』公職研、2016年7月がある。
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