所在地 : 京都府福知山市東中ノ町28-1(2010年・2015年・2016年・2018年・2020年・2022年)
開館年 : 2007年8月4日
閉館年 : 営業中
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前身館は福知山東宝劇場。2010年・2015年・2016年の映画館名簿では「福知山シネマ1・2」(2館)。2018年・2020年・2022年の映画館名簿では「福知山シネマ1・2・3」(3館)。2022年の映画館名簿では経営会社がシマフィルム、経営者が志摩敏樹、支配人が新城出、1が134席、2が120席、3が66席。最寄駅はJR山陰本線・京都丹後鉄道宮福線福知山駅。
2007年7月中をめどに、福知山市の広小路通りに映画館「福知山シネマ」(仮称)が開館する。2006年2月に休館した映画館を利用する。120席の2スクリーンを有する。運営は舞鶴市の映画制作会社であるシマフィルムであり、映画プロデューサーの志摩敏樹が代表を務める。東宝系の新作やアート系話題作を上映し、地域に関連した企画上映なども行う。亀岡市以北の一般常設館は舞鶴市の1施設のみである。
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2007年8月4日、福知山市東中ノ町に映画館「福知山シネマ」が開館する予定。2006年2月に休館した映画館を改装した。運営は映画制作会社のシマフィルムであり、映画館の経営は初となる。2スクリーンがあり、それぞれ130席を有する。
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2007年7月27日、福知山市東中ノ町の映画館「福知山シネマ」で上映会と懇親会が開催された。地元の商工会議所、興行・配給関係者ら約50人が招かれ、映画館を運営するシマフィルムの新作『かぞくのひけつ』が上映された。8月4日に開館する予定であり、初日には『ドラえもん』と『名探偵コナン』の旧作、『選挙』と『かぞくのひけつ』を上映する。京都府北部では久々の映画館となる。
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2007年8月4日、福知山市東中ノ町の広小路通りに映画館「福知山シネマ」が開館する。市内最後の映画館である福知山東宝劇場・スカラ座の休館から約1年半ぶりの劇場復活。運営者は「シマフィルム」(代表は志摩敏樹)。福知山シネマにはそれぞれ約140席の2スクリーンがあり、スタッフは地元の若者ら7人。独立系作品も上映する。
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2012年3月末には兵庫県豊岡市の豊岡劇場が閉館し、北近畿の映画館はシマフィルムが運営する福知山シネマと舞鶴八千代館の2館のみとなった。福知山シネマは2012年5月21日から5月24日まで休館し、洋式トイレの整備、2館それぞれのデジタル化、スクリーン交換などを行う。5月25日からは『メン・イン・ブラック3』を3Dで上映する。
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2012年5月25日には福知山シネマが上映再開。館内に多目的スペース「シネマ・プラス」を設置した。
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2014年5月10日、福知山市中ノの映画館「福知山シネマ」の隣に空き店舗を改装した複合施設「まちのば」がオープンする。福知山シネマなどを運営する「シマフィルム」(舞鶴市)が金融機関が使っていた店舗を改修した。鉄筋コンクリート造3階建て、延床面積約390平方メートルの施設は国の助成を受け、総額約9000万円で新たに生まれ変わった。1階はコミュニティースペースとして有料で貸し出す。舞台や35ミリフィルム映写機などを備え、上映会や演劇、公園、展示会などに使える。2階にはブックカフェがあり、国内や海外の文学作品や画集などの古本約3500冊をそろえている。コーヒーなどを呑みながら読書ができ、また本の購入もできる。シマフィルムの西村優作(29)が東京都内の古書店などで半年かけてそろえたという。
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2014年5月10日には「まちのば」がオープン。1階のコミュニティスペース、2階のブックカフェからなる。ブックカフェには、東京の一箱古本市でグランプリ受賞経験のある、ブックキュレーターの西村優作が収集した3000冊以上の古本を設置。キャラクター「モジカちゃん」は漫画家の西島大介によるデザイン。まちのばのオープニングイベントとして、1階では「福知山名作劇場 日活映画の青春」と題した名画の特集上映を開催。5月24日から6月1日には『嵐を呼ぶ男』『伊豆の踊子』『キューポラのある街』『紅の拳銃』『さすらい』『夜霧よ今夜も有難う』の6作品を、8月23日から8月31日の会期2には『幕末太陽傳』『拳銃は俺のパスポート』『憎いあンちくしょう』『狂った果実』『愛と死をみつめて』『豚と軍艦』の6作品を上映した。
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2017年8月、福知山市唯一の映画館「福知山シネマ」が開館10周年を迎える。記念イベントとして福知山市在住の漫画家であるこうの史代が原作で話題のアニメ映画「この世界の片隅に」のパネル展を開催し、2月4日から同作品を上映。2月20日にはこうのが福知山シネマを訪れた。パネル展には無料で入場でき、原画の複製など約50点を展示した。2月4日には、こうのと片渕須直監督のトークショーも開催する。こうのは2016年2月、夫の実家がある福知山市に転居。福知山シネマ支配人の細川龍作(34)が10周年イベント企画中にこれを知り、参加を依頼した。かつて福知山市には複数の映画館があったが、人口減少の影響もあって2006年までに全て姿を消した。しかし、舞鶴市の映画製作会社シマフィルムの志摩敏樹代表が、閉館した映画館を活用して2007年8月4日に福知山シネマを開館させた。中心部の広小路商店街にある同シネマは客足が伸び悩んだ時期もあったが、2012年に立体映像(3D)に対応するためデジタル上映設備を導入。2014年には隣の空き店舗を改修して多目的スペース「まちのば」をオープンするなど、「街の映画館」として市民に受け入れられてきた。
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「福知山シネマ」に言及している書籍として、中馬聰『映画館 中馬聰写真集』リトルモア、2015年がある。
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「福知山シネマ」に言及している書籍として、大屋尚浩『日本懐かし映画館大全』辰巳出版、2017年がある。
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2021年1月にWeb OYA-bunko(大宅壮一文庫)で検索したが有意な言及は発見できず。