所在地 : 埼玉県川越市江戸町1000(1930年)、埼玉県川越市江戸町(1934年)、埼玉県川越市江戸町1000(1936年・1941年)、埼玉県川越市江戸町(1943年・1947年・1950年)、埼玉県川越市郭町60(1953年・1955年)、埼玉県川越市江戸町1000(1958年・1960年)、埼玉県川越市元町1-1(1963年・1964年・1965年・1966年・1969年・1973年・1980年・1990年・1995年・2000年・2005年・2008年・2010年)、埼玉県川越市元町1丁目1-1(2020年)
開館年 : 1905年、2007年8月18日
閉館年 : 2007年5月27日、営業中
Wikipedia :
川越スカラ座
『全国映画館総覧 1955』によると1953年6月開館。1930年・1934年・1936年の映画館名簿では「川越演芸館」。1941年・1943年・1947年・1950年・1953年・1955年・1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「川越松竹館」。1963年の映画館名簿では経営者が中山彦六、支配人が中山仁一、木造2階暖房付、定員500、洋画を上映。1964年・1965年・1966年・1969年・1973年・1980年・1990年・1995年・2000年・2005年・2008年・2010年・2020年の映画館名簿では「川越スカラ座」。1964年の映画館名簿では経営者が中山彦六、支配人が中山仁一、木造2階暖房付、定員500、洋画を上映。1971年の住宅地図では「スカラ座」。1987年の住宅地図では「スカラ座」。2007年の映画館名簿では経営会社が有限会社中山興行、経営者・支配人ともに中山仁一、木造1階、200席、洋画を上映。2008年の映画館名簿では経営会社がNPO法人プレイグランド、経営者・支配人ともに中野みどり、木造1階、140席、邦画・洋画を上映。最寄駅は西武新宿線本川越駅。
1926年の『大日本職業別明細図之内一名信用案内図 埼玉県』には、「鶴川座」「舞鶴館」「スカラ座」が描かれている。
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1928年の『大日本職業別明細図之内 埼玉県』には、「鶴川座」「舞鶴館」「演芸館」が描かれている。
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1963年2月1日、川越市の「川越松竹館」は「川越スカラ座」に改称した。代表は中山彦六。
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1963年3月27日、川越市元町1-1の「川越スカラ座」スクリーン裏2階天井から出火し、2階の198平方メートルが焼失した。5月第1週に営業を再開した。
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2006年5月3日から5月5日、川越市元町1丁目の「川越スカラ座」で佐々部清監督作『カーテンコール』の上映会が開催される。企画したのは川越出身の有志で作るプレイグラウンド。映画館が舞台の作品である。最終日の5日には佐々部監督がトークショーに参加する。
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2007年5月27日をもって、川越市元町にある市内唯一の映画館「川越スカラ座」が閉館する。観客の減少や経営者の高齢化が理由。市内の若手経営者らで作る市民団体のプレイグラウンドは、川越スカラ座の運営を引き継ぐ動きを見せており、新生川越スカラ座は7月の開館を目指している。1905年に寄席の「一力亭」として開館し、1940年に映画専門館の「川越松竹館」となった。洋画中心の上映だったため、1963年には「川越スカラ座」に改称した。中山仁一(83)支配人が1950年から経営しているが、体力的に限界を迎えたため撤退を決意した。
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2007年夏から、川越市唯一の映画館「川越スカラ座」の運営をNPO法人が引き継ぐことが決定した。現在の支配人である中山仁一(81)は5月いっぱいで引退し、土地と建物を無償で提供する。明治時代に開館した寄席がルーツであり、1940年に松竹系の映画館となった。1963年には現在の川越スカラ座と改称した。1950年から中山が経営していた。5月27日をもって閉館し、7月に営業再開を予定している。市民グループのプレイグラウンドが後継者となる。5月12日から27日には『マリー・アントワネット』と『戦場のピアニスト』の2本立を上映する。
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2007年8月18日、川越市元町1丁目の映画館「川越スカラ座」が営業を再開する。5月にいったん閉館し、NPO法人が運営を引き継いだ。春から賛助金を募集し、これまでに約480万円が集まった。ホールの前方3列を取り除いてカーペット敷きとし、映画上映以外のイベントにも活用できるようにした。また、座席の一部をテーブル席とした。8月18日には落語家が主人公の『しゃべれども しゃべれども』と『魂萌え!』を上映し、『しゃべれども しゃべれども』の観客を相手に三遊亭窓里による落語会が行われる。明治時代に開館した寄席がルーツである。
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2014年に刊行されたライトノベル『路地裏テアトロ』(地本草子、ポニーキャニオン)には、「川越スカラ座」をモデルとする映画館が登場する。
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「川越スカラ座」に言及している書籍として、中馬聰『映画館 中馬聰写真集』リトルモア、2015年がある。
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「川越スカラ座」に言及している雑誌記事として、「おいしい!楽しい! ニューシネマライフ NEW&OLD映画館編」『ロケーションジャパン』2014年2月がある。TOHOシネマズ日本橋、高田世界館、長野松竹相生座・長野ロキシーにも言及している。現物は未確認。
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