所在地 : 茨城県水戸市黒羽町(1947年・1950年)、茨城県水戸市黒羽町312(1953年・1955年・1958年・1960年)、茨城県水戸市宮下町73(1963年)、茨城県水戸市宮下町宮下73(1966年)、茨城県水戸市宮町73(1969年・1973年)、茨城県水戸市宮町2-5-45(1980年・1985年・1990年・1995年・2000年・2005年)
開館年 : 1943年以後1947年以前、1954年9月
閉館年 : 2006年2月10日
『全国映画館総覧 1955』によると1954年9月開館。1943年の映画館名簿には掲載されていない。1947年・1950年・1953年・1955年の映画館名簿では「水戸セントラル劇場」。1955年の映画館名簿では経営者が出口しん、定員354、東映を上映。1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「水戸東映映画劇場」。1962年・1965年の水戸市住宅詳細図では「水戸東映」。1966年の映画館名簿では経営者が東映、鉄筋造2階、定員572、東映を上映。1966年・1969年・1973年・1980年の映画館名簿では「水戸東映劇場」。1967年・1977年の住宅地図では「水戸東映」。1985年・1990年・1995年・2000年・2005年の映画館名簿では「水戸東映シネマ1・2」(2館)。2010年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は「水戸東照宮」北東の有料駐車場「水戸東照宮駐車場」。最寄駅はJR常磐線・水郡線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線水戸駅。
1960年末、水戸市黒羽町312の「水戸東映」を京王映画が賃借する予定。建坪200坪。鉄筋造平屋建て。冷暖房完備。座席数354。水戸駅前に建設中の「水戸東映」が完成するため。茨城県における京王映画チェーンは5館となる。
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1960年12月2日、水戸市宮下町宮下72に「水戸東映」が開館する予定。東映による71番目の直営館。鉄筋造、2階建て。収容人員1200人。貸店舗も内包している。
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1983年12月10日、水戸市の「水戸東映」が2分割され、「水戸東映シネマ1・2」が開場した。シネマ1は260席、シネマ2は160席。
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2006年2月10日、水戸市宮町の宮下銀座にある映画館「水戸東映シネマ」が閉館する。1960年に開館し、水戸東照宮の鳥居前で46年間にわたって営業していた。水戸駅北口から徒歩5分というアクセスのよい映画館だった。建物は取り壊して更地にしたうえで水戸東照宮に返還する予定。東映直営の封切館であり、約25年前には1つだった大型スクリーンを2つに増設した。近年にはTOHOシネマズひたちなかやシネプレックスつくばに観客を奪われ、観客数が激減していた。また、ダイエー水戸店の閉店も客足の減少につながった。
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2006年2月10日、水戸市宮町2の映画館「水戸東映シネマ」が46年の歴史に幕を下ろして閉館した。水戸市では2005年10月にも南町3の映画館「水戸リードシネマ」が一部休館している。水戸東映シネマは1960年に開館し、現在は2スクリーン計約400席を有する。水戸東映シネマの地主である水戸東照宮は、映画館の跡地を参道に整備する考えを示している。一方で水戸リードシネマは休館後、1月に地下1階の映画館を小劇場に改築した。
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