所在地 : 広島県広島市基町1(1960年・1963年・1969年)、広島県広島市基町13-7(1980年)、広島県広島市中区基町13-7(1985年・1990年・1995年・2000年・2005年)
開館年 : 1958年12月16日(朝日会館)、2003年8月2日(スカラ座)
閉館年 : 2003年4月11日(朝日会館)、2009年9月6日(スカラ座)
Wikipedia :
広島スカラ座
1958年の映画館名簿には掲載されていない。1960年の映画館名簿では「朝日会館」。1963年・1969年・1980年・1985年・1990年・1995年・2000年の映画館名簿では「広島朝日会館」。1969年の住宅地図では「朝日会館 7階朝日会館」。1980年の住宅地図では「朝日会館」。2003年3月に朝日会館が閉館し、2003年7月にスカラ座が朝日会館跡地に移転開館。2005年の映画館名簿では「広島スカラ座」。2010年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は有料駐車場「三井のリパーク広島基町」。最寄駅は広島電鉄本線立町停留場。
1960年6月7日から15日まで、広島市基町1の「朝日会館」が休館する。トッド・AOシステムを設置するため。経営は村山藤子。
*33
2003年4月11日をもって、広島市中区の映画館「広島朝日会館」が閉館する。中国・四国地方最大規模の洋画封切館である。1958年12月に『十戒』で開館し、2003年2月28日現在の『ホワイト・オランダー』まで570本を上映した。観客数は延べ737万人を数える。当初の座席数は1040席であり、現在は828席である。大阪市の朝日ビルディングが経営している。1997年10月に広島市初のシネコンが開館すると、洋画ファンの分散化が進んだ。2002年の観客数は6万430人であり、ピーク時の17%にまで落ち込んでいる。
*34
2003年4月11日をもって、広島市中区の東宝洋画系映画館「広島朝日会館」が閉館する。1958年12月に開館し、のべ739万人の観客を集めた。1959年末から1960年末までの1年間が観客数のピークであり、この1年間の観客数は35万人に達した。広島市周辺でのシネコンの相次ぐ開館によって、現在の観客数は6万人に落ち込んでおり、2004年にも広島市安佐南区や府中町にシネコンが開館することから閉館を決めた。約6か月間上映した『タイタニック』は16万人の観客を集め、同館の最多動員作品となったが、その後は広島市で再上映が行われていない。閉館後の4月26日から4月30日には「さよなら興行」として『タイタニック』を上映する。
*35
2003年4月11日をもって、広島市中区基町の映画館「広島朝日会館」が閉館する。1958年12月に東宝洋画系封切館として開館した。こけら落としはチャールトン・ヘストン主演作『十戒』。中四国最大の828席を有し、最盛期には年間35万人の観客を集めた。1997年12月には『タイタニック』を封切り、約6か月間に15万8000人を動員して観客数の記録を作った。1997年には南区にシネコンの「ワーナー・マイカル・シネマズ広島」が開館し、観客数が3割減少した。2002年の観客数は6万人にまで落ち込んでおり、2004年にはさらに複数のシネコンの開館が予定されていることから閉館が決定した。シネコンの影響で閉館する映画館は広島市で初。現在上映中の『タキシード』を含めて計573作品を上映し、延べ738万人の観客を集めた。閉館後の4月26日から30日まで、「さよなら興行」で『タイタニック』を上映する。
*36
2003年4月11日をもって、広島市中区基町の東宝洋画系映画館「広島朝日会館」が閉館した。最終上映作品はジャッキー・チェン主演の『タキシード』。828席という座席数は広島県で最多だった。閉館後の4月26日から4月30日には、「さよなら興行」として同館の最多動員作品である『タイタニック』を上映する。
*37
2003年8月2日、広島市中区基町の映画館「広島朝日会館」跡地に、近くの「広島スカラ座」が移転する。オープニング作品はジョニー・デップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』。旧朝日会館は828席を有し、中国・四国地方では最大の映画館である。1966年に開館した348席のスカラ座は老朽化が進んでおり、より良い設備と観やすい観客席を持つ旧朝日会館への移転を決定した。
*38
2003年8月2日、広島市中区基町の映画館「広島朝日会館」跡地に、中区胡町の松竹洋画系上映館「広島スカラ座」が移転する。オープニング作品はジョニー・デップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』。現在のスカラ座は348席だが、移転によって828席に増える。
*39
2003年8月初頭、広島市中区胡町の映画館「広島スカラ座」が中区基町の映画館旧朝日会館に移転した。座席数は348席から828席に増加し、スクリーンの大きさも倍以上となった。オープニング作品はジョニー・デップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』であり、初回の上映を約170人が鑑賞した。胡町の広島スカラ座は8月末まで営業し、8月25日から8月27日には『アラビアのロレンス』を、8月28日から8月31日には『ベン・ハー』を上映する。
*40
2009年9月6日、広島市中区の映画館「広島スカラ座」が閉館する。1958年、広島朝日ビルの7階に「広島朝日会館」として開館した。昭和30年代には広島市最大のホールでもあったため、著名な芸術家のコンサートやバレエ公演なども行われた。2003年には広島朝日会館が閉館したが、松竹洋画系ロードショー館の「広島スカラ座」が広島朝日会館跡地に移転した。同年には『ラストサムライ』が大ヒットしたが、シネコンの影響で観客数を減らした。1958年の開館当初は約1300席があったが、改装のたびに座席数を減らした。しかし現在も828席を有しており、西日本最大級の映画館である。幅13.5メートル×高さ5.8メートルのスクリーンを有する。9月3日から9月6日には『ラストサムライ』を上映する。
*41