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松山市の映画館編集する

最終更新： hekikaicinema hekikaicinema 2024年03月14日(木) 17:54:11履歴


松山市

松山市中心部

松山市の映画館
松山市の映画館に言及している文献として、上田雅一『シネマな面々 松山発映画人生』（キネマ旬報社、1998年）や池田洋三『新版 わすれかけの街 松山戦前・戦後』（愛媛新聞社、2002年）やおかひろし「映画館は滅びず」『松山百点』（松山百点会、2006年新春号＝第246号〜2007年霜月号＝第257号）などがある。現物は未確認。*1*2

戦後の松山市内には多数の映画館があり、特に全盛期の「松山グランド劇場」には一日7000人以上の観客が入った。中心市街地以外にも、国鉄和気駅前の「和気座」、三津商店街の「温泉劇場」「三津東映」「永楽座」「柳勢座」「電気館」などもあった。1970年代に残っていたのは「国際劇場」（現在のシネマサンシャイン）、「タイガー劇場」（現在のシネマサンシャイン大街道）、「松山劇場」（現在のシネリエンテ）、「グランド劇場」、「オリオン劇場」、「ロマン座」の6館である。ロマン座の跡地は愛媛銀行となり、「新栄座」の跡地はパチンコマルタマになるなどした。*3

戦前の松山市には2劇場と5映画館があったが、太平洋戦争の空襲ですべて焼失した。1946年頃から劇場や映画館が復活し、1952年頃には35館もの映画館があった。戦前の大街道を代表する建物として劇場の「新栄座」があり、1946年1月にはバラック建てで営業を再開した。1946年10月には湊町2丁目に「松山劇場」が開館し、1947年9月にはもとの国技座が「国際劇場」として開館した。1949年12月には大街道1丁目に「グランド劇場」が開館し、1950年12月には松山市駅前（現在の千舟町5丁目）に4階建ての「オリオン劇場」が開館し、同じく12月には「有楽座」が開館した。その他には「セントラル劇場」「タイガー劇場」「ライオン館」「本町劇場」「銀映」「ロマン座」などもあった。昭和30年代になると遊技場や市場に転換されたり閉館する映画館もあり、1957年には新栄座も閉館した。2005年現在の新栄座やセントラル劇場の跡地はパチンコ店などの遊技場となっている。国際劇場やロマン座の跡地は駐車場、グランド劇場の跡地は大型電器店、銀映の跡地はホテル、オリオン劇場の跡地は保険会社ビル、有楽座や弁天座の跡地は商店となっている。*4
立花座
所在地 : 愛媛県松山市南立花町（1953年・1954年）
開館年 : 1950年以後1953年以前
閉館年 : 1954年頃
『全国映画館総覧 1955』には開館年が掲載されていない。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1954年の映画館名簿では「立花座」。1955年の映画館名簿には掲載されていない。
ロマン座(旧)
所在地 : 愛媛県松山市大街道3丁目
開館年 : 1950年
閉館年 : 1953年夏（移転）
1953年の松山市今治市縦横明細地図では「ロマン座」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では跡地に「愛媛相互銀行大街道支店」。1962年のゼンリン住宅地図では跡地に「愛媛相互銀行大街道支店」。1990年のセイコー社はいまっぷでは「ヒメギンニッセイビル（工事中）」。跡地は「愛媛銀行大街道支店」。最寄駅は伊予鉄道松山市内線大街道停留所。
日之出座
所在地 : 愛媛県松山市堀江町1371（1953年・1955年）
開館年 : 1951年8月
閉館年 : 1955年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1951年8月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年の映画館名簿では「日之出座」。1956年の映画館名簿には掲載されていない。
御宝劇場
所在地 : 愛媛県松山市南持田町（1958年）
開館年 : 1957年頃
閉館年 : 1958年頃
1955年の映画館名簿には掲載されていない。1958年の映画館名簿では「御宝劇場」。1959年の映画館名簿には掲載されていない。
万映映画劇場
所在地 : 愛媛県松山市勝山町54（1958年）
開館年 : 1957年頃
閉館年 : 1958年頃
1957年の映画館名簿には掲載されていない。1958年の映画館名簿では「万映映画劇場」。1959年の映画館名簿には掲載されていない。
毎日会館
所在地 : 愛媛県松山市大街道1（1958年）
開館年 : 1957年頃
閉館年 : 1958年頃
1957年の映画館名簿には掲載されていない。1958年の映画館名簿では「毎日会館」。1959年の映画館名簿には掲載されていない。
新栄座/日活新栄座
所在地 : 愛媛県松山市大街道（1930年）、愛媛県松山市大街道2丁目（1936年）、愛媛県松山市大街道2（1943年）、愛媛県松山市大街道（1947年）、愛媛県松山市大街道2丁目28（1950年）、愛媛県松山市大街道2丁目（1958年）
開館年 : 1897年、1946年1月
閉館年 : 1958年頃
1930年・1936年・1943年・1947年・1950年の映画館名簿では「新栄座」。1953年・1955年の映画館名簿には掲載されていない。1958年の映画館名簿では「日活新栄座」。1959年の映画館名簿には掲載されていない。

大正末期映画館化。戦災で焼失。1945年秋バラック再建。1965年取り壊し。大街道アーケードの入口西側。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「新栄座新築地」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では跡地に「ホームランパチンコ」。1962年のゼンリン住宅地図では跡地に「新栄座 ホームランパチンコ」。1990年のセイコー社はいまっぷでは「ファーストビル」。跡地は「ファーストビル」。
堀江劇場
所在地 : 愛媛県松山市堀江町宮市164-1（1953年・1955年）、愛媛県松山市堀江町宮市164（1958年・1959年）
開館年 : 1951年2月
閉館年 : 1959年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1951年2月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年・1958年・1959年の映画館名簿では「堀江劇場」。1960年の映画館名簿には掲載されていない。
ライオン館
所在地 : 愛媛県松山市千船町79-3（1953年・1955年・1958年・1959年）
開館年 : 1950年10月
閉館年 : 1959年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1950年10月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年・1958年・1959年の映画館名簿では「ライオン館」。1960年の映画館名簿には掲載されていない。
新東映
所在地 : 愛媛県松山市日之出町151（1955年）、愛媛県松山市日之出町15（1958年・1959年）
開館年 : 1954年1月
閉館年 : 1959年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1954年1月開館。1953年の映画館名簿には掲載されていない。1955年・1958年・1959年の映画館名簿では「新東映」。1960年の映画館名簿には掲載されていない。
第一劇場
所在地 : 愛媛県松山市木屋町（1958年・1959年）
開館年 : 1957年頃
閉館年 : 1959年頃
1957年の映画館名簿には掲載されていない。1958年・1959年の映画館名簿では「第一劇場」。1960年の映画館名簿には掲載されていない。
南座/国代座
所在地 : 愛媛県松山市南立花町（1960年・1963年）
開館年 : 1958年頃
閉館年 : 1963年頃
1958年の映画館名簿には掲載されていない。1959年・1960年の映画館名簿では「南座」。1962年のゼンリン住宅地図では「南座映劇」。1963年の映画館名簿では「国代座」。1965年の松山市住宅地図では「南座」。1964年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は「松山立花郵便局」西30mにある「白川マンション」建物北側。最寄駅は伊予鉄道横河原線いよ立花駅。
道後映画劇場/道後名画劇場
所在地 : 愛媛県松山市道後872（1957年）、愛媛県松山市道後873（1958年・1960年）、愛媛県松山市道後783（1963年）、愛媛県松山市道後873（1964年）
開館年 : 1956年頃
閉館年 : 1964年頃
1953年の松山市今治市縦横明細地図では後の映画館の場所に「若原雑貨」など。1956年の映画館名簿には掲載されていない。1957年の映画館名簿では「道後名画劇場」。1958年の映画館名簿では「道後映画劇場」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「名画劇場」。1960年・1963年・1964年の映画館名簿では「道後名画劇場」。1962年のゼンリン住宅地図では「名画劇場」。1965年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は「柳井内科クリニック」が入る「柳井館」建物南側。最寄駅は伊予鉄道松山市内線道後温泉停留所。
松山松竹
所在地 : 愛媛県松山市大街道2丁目（1958年・1960年・1963年・1964年）
開館年 : 1957年頃
閉館年 : 1964年頃
1957年の映画館名簿には掲載されていない。1958年・1960年・1963年・1964年の映画館名簿では「松山松竹」。1963年の経営者は四国松竹、鉄筋造2階、定員600。1962年のゼンリン住宅地図では「松山松竹 2階喫茶白ばら 3階セントラル会館 高原学苑」。1965年の映画館名簿には掲載されていない。跡地はビジネスホテル「ドーミーイン松山」。最寄駅は伊予鉄道松山市内線大街道駅。
日映/新立東映/新立日活
所在地 : 愛媛県松山市築山町19（1957年・1958年・1960年・1963年・1964年・1965年）
開館年 : 1956年頃
閉館年 : 1965年頃
1956年の映画館名簿には掲載されていない。1957年・1958年の映画館名簿では「日映」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「日映」。1960年の映画館名簿では「新立東映」。1962年のゼンリン住宅地図では「新立東映」。1963年・1964年・1965年の映画館名簿では「新立日活」。1966年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は「西法寺」南西50mの「共和マンション」駐車場部分。最寄駅は伊予鉄道松山市内線勝山町駅。

1959年7月29日、松山市築山町19の邦画各社上映館「日映」は「新立東映」に改称して東映専門二番館となった。館主は外田玉一。*5
モデル座/松山モデル座
所在地 : 愛媛県松山市萱町4丁目（1962年・1963年・1966年）
開館年 : 1961年頃
閉館年 : 1966年頃
1961年の映画館名簿には掲載されていない。1962年・1963年の映画館名簿では「モデル座」。1962年のゼンリン住宅地図では「モデル座」。1966年の映画館名簿では「松山モデル座」。1966年のセイコー社松山市住宅地図では「モデル座」。1967年の映画館名簿には掲載されていない。1970年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「バッティングセンター」。1980年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「三和有料駐車場」など。跡地は「アパホテル松山城西」西南西110mにある1983年竣工のマンション「ホワイトハイツ」。最寄駅は伊予鉄道市内線本町三丁目停留場。
松山セントラル/セントラル劇場/松山セントラル劇場
所在地 : 愛媛県松山市大街道2（1953年・1955年）、愛媛県松山市大街道2丁目（1958年・1960年・1963年・1966年）
開館年 : 1948年5月
閉館年 : 1967年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1948年5月開館。1947年の映画館名簿には掲載されていない。1950年の映画館名簿では「松山セントラル劇場」。1953年・1955年の映画館名簿では「松山セントラル」。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「セントラル映画劇場」。1958年の映画館名簿では「セントラル」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「セントラル劇場」。1960年・1963年の映画館名簿では「セントラル劇場」。1962年のゼンリン住宅地図では「松山松竹 2階喫茶白ばら 3階セントラル会館 高原学苑」。1966年・1967年の映画館名簿では「松山セントラル劇場」。1968年の映画館名簿には掲載されていない。跡地はビジネスホテル「ドーミーイン松山」。最寄駅は伊予鉄道松山市内線大街道駅。

1957年3月6日、松山市大街道に「セントラル会館」が開館した。1956年7月から建設中だった。1階と2階は700席の松竹封切館「松山松竹劇場」、3階は600席の洋画ロードショー館「松山セントラル劇場」。鉄筋造地上3階建て。総工費1億円。四国松竹株式会社直営。これまで松竹封切館だった「オリオン劇場」は洋画封切館に転向する。*6
東劇/松山東劇
所在地 : 愛媛県松山市此花町206（1958年・1960年・1963年）、愛媛県松山市此花町（1966年・1969年）
開館年 : 1955年11月1日
閉館年 : 1969年頃
1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「東劇」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「映画 東劇」。1962年のゼンリン住宅地図では「東劇」。1966年・1970年のセイコー社松山市住宅地図では「東劇」。1966年・1969年の映画館名簿では「松山東劇」。1970年の映画館名簿には掲載されていない。1980年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「タオルの店イヨテックス」。跡地は「スーパーホテル松山」。最寄駅は伊予鉄道松山市内線勝山町駅。

1955年11月1日、松山市此花町に「東劇」が開館した。邦画6社の地方二番館。木造1階建て。座席定員264人。館主は浅井寅之助、支配人は和田義生。*7
本町劇場/松山本町劇場
所在地 : 愛媛県松山市本町2（1953年）、愛媛県松山市本町1-5（1955年）、愛媛県松山市本町2（1958年・1960年）、愛媛県松山市本町2-30（1963年）、愛媛県松山市本町2丁目（1966年・1969年・1970年）
開館年 : 1949年12月
閉館年 : 1971年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1949年12月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「本町劇場」。1953年・1955年・1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「本町劇場」。1962年のゼンリン住宅地図では「本町劇場」。1966年・1970年のセイコー社松山市住宅地図では「本町劇場」。1966年・1969年・1970年・1971年の映画館名簿では「松山本町劇場」。1972年の映画館名簿には掲載されていない。1980年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「駐車場」。跡地は「愛媛銀行本町支店」駐車場。最寄駅は伊予鉄道市内線本町四丁目停留場。
世界館/有楽座/日活有楽座/松山日活有楽座
所在地 : 愛媛県松山市大街道2（1953年・1955年）、愛媛県松山市大街道2丁目（1958年）、愛媛県松山市大街道2-1（1960年・1963年・1966年・1969年・1970年・1972年）
開館年 : 1912年（世界館）、1950年11月
閉館年 : 1972年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1950年11月開館。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「有楽座劇場」。1953年・1955年・1958年の映画館名簿では「有楽座」。1955年の映画館名簿では鉄筋造2階冷暖房付、定員570、洋画・混合を上映。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「有楽座」。1960年・1963年の映画館名簿では「日活有楽座」。1962年のゼンリン住宅地図ではページによって「日活有楽座」か「有楽座（映劇）」。1966年・1970年のセイコー社松山市住宅地図では「有楽座」。1966年・1969年・1970年・1972年の映画館名簿では「松山日活有楽座」。1973年の映画館名簿には掲載されていない。1980年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「オンアンドオン」。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「ONアンドON 地下1階瀬戸料理瀬戸内」。跡地はドラッグストア「パワードラッグワンズ大街道店」などが入る「チェックイン大街道ビル」。

1938年頃の松山市にあった「有楽座」の写真あり。1912年に松山初の常設映画館「世界館」として開館した。*8
スバル座/松山スバル座(旧)
所在地 : 愛媛県松山市弁天町51（1963年）、愛媛県松山市花園町1-2（1966年・1969年・1973年・1975年・1976年）
開館年 : 1960年8月
閉館年 : 1973年6月（移転）
1962年のゼンリン住宅地図では「スバル座 オリオン劇場」。1963年の映画館名簿では「スバル座」。1966年・1969年・1973年・1975年・1976年の映画館名簿では「松山スバル座」。1966年・1970年のセイコー社松山市住宅地図では「オリオン スバル座」。1980年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「駐車場」。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「日本生命松山市駅前ビル」。松山オリオン座と同一ビルの2階。跡地は「日本生命松山市駅前ビル」。最寄駅は伊予鉄道松山市駅。
東宝オリオン/松山オリオン劇場/松山オリオン座
所在地 : 愛媛県松山市弁天町51-1（1953年・1955年）、愛媛県松山市弁天町1（1958年）、愛媛県松山市弁天町1丁目（1960年）、愛媛県松山市弁天町51（1963年）、愛媛県松山市花園町1-2（1966年・1969年・1973年）
開館年 : 1950年10月
閉館年 : 1973年5月
1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年の映画館名簿では「オリオン劇場」。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「SYオリオン劇場」。1958年の映画館名簿では「東宝オリオン」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「オリオン劇場」。1960年・1963年の映画館名簿では「オリオン劇場」。1962年のゼンリン住宅地図では「スバル座 オリオン劇場」。1966年の映画館名簿では「松山オリオン劇場」。1966年・1970年のセイコー社松山市住宅地図では「オリオン スバル座」。1969年・1973年の映画館名簿では「松山オリオン座」。1980年の映画館名簿には掲載されていない。1980年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「駐車場」。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「日本生命松山市駅前ビル」。跡地は「日本生命松山市駅前ビル」。最寄駅は伊予鉄道松山市駅。

1959年4月1日、松山市の松山市駅前にある東宝封切館「オリオン劇場」が洋画封切館に転向した。経営はオリオン興行。これに伴い、大映・新東宝上映館「タイガー劇場」には東宝封切館の役割も加わった。経営は坪内興行。*9

1961年2月、松山市弁天町51の「松山オリオン」（オリオン劇場）は洋画専門館に転向した。しかし同年6月16日、松竹・東宝の二番館に転向した。*10
大劇/松山大劇
所在地 : 愛媛県松山市中元川町（1958年）、愛媛県松山市湊町2-10（1960年）、愛媛県松山市北柳井町1-173（1963年）、愛媛県松山市柳井町3丁目（1966年・1969年）、愛媛県松山市柳井町3丁目（1973年・1975年・1976年）、愛媛県松山市柳井町2-19（1978年）
開館年 : 1957年4月
閉館年 : 1978年11月
1953年の松山市今治市縦横明細地図では後の映画館の場所に「アキ地」。1955年の映画館名簿には掲載されていない。1958年・1960年の映画館名簿では「松山大劇」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「映画 大劇」。1962年のゼンリン住宅地図では「映画 大劇」。1963年の映画館名簿では「大劇」。1966年・1969年・1973年・1975年・1978年の映画館名簿では「松山大劇」。1966年・1970年のセイコー社松山市住宅地図では「大劇」。1980年の映画館名簿には掲載されていない。1980年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「駐車場」。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「コーポ柳井」。跡地はマンション「コーポ柳井」。最寄駅は伊予鉄道松山市駅。
銀映/松山銀映
所在地 : 愛媛県松山市唐人町3（1953年・1955年・1958年）、愛媛県松山市唐人町3-23（1960年・1963年）、愛媛県松山市三番町2丁目（1966年・1969年）、愛媛県松山市三番町2-7（1978年・1980年）
開館年 : 1950年12月
閉館年 : 1983年1月
『全国映画館総覧 1955』によると1950年12月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「銀映」。1953年・1955年・1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「銀映」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「銀映」。1962年のゼンリン住宅地図では「銀映」。1966年・1970年・1980年のセイコー社松山市住宅地図では「銀映」。1966年・1969年の映画館名簿では「松山銀映」。1973年・1975年の映画館名簿には掲載されていない。1978年・1980年の映画館名簿では「松山銀映」。1985年の映画館名簿には掲載されていない。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「瀬戸内料理伯味」。跡地はホテル「チェックイン松山」。最寄駅は伊予鉄道松山市内線大街道駅。

「松山銀映」に言及している書籍として阿奈井文彦『名画座時代 消えた映画館を探して』岩波書店、2006年がある。*11
ロマン座/東映ロマン座/松山ロマン座
所在地 : 愛媛県松山市大街道3-90-1（1953年）、愛媛県松山市湊町4-7（1955年）、愛媛県松山市湊町4丁目（1958年・1960年）、愛媛県松山市湊町7（1963年）、愛媛県松山市湊町4-1-8（1966年・1969年・1973年・1975年・1976年）、愛媛県松山市湊町3-1（1978年・1980年・1985年）
開館年 : 1953年5月、1970年（成人映画館化）
閉館年 : 1986年10月
『全国映画館総覧 1955』によると1953年5月開館。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「末広座」。1953年・1955年・1958年の映画館名簿では「ロマン座」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「ロマン座」。1960年の映画館名簿では「東映ロマン座」。1962年のゼンリン住宅地図では「東映ロマン座」。1963年・1966年・1969年・1973年・1975年・1978年・1980年・1985年の映画館名簿では「松山ロマン座」。1966年・1970年・1980年のセイコー社松山市住宅地図では「ロマン座」。1990年の映画館名簿には掲載されていない。1990年のセイコー社はいまっぷでは跡地に「有料駐車場」。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「矢野モータープール」。最寄駅は伊予鉄道松山市駅。
奥道後中ホール/松山中ホール
所在地 : 愛媛県松山市奥道後（1966年・1969年・1973年・1975年）、愛媛県松山市末町267（1978年・1980年・1985年・1986年・1987年）
開館年 : 1965年頃
閉館年 : 1987年頃
1965年の映画館名簿には掲載されていない。1966年の映画館名簿では「松山中ホール」。1966年の映画館名簿では経営会社が奥道後国際観光、経営者が河野良三、鉄筋造1階、定員350、松竹・東宝・大映・東映を上映。1969年・1973年・1975年の映画館名簿では「奥道後中ホール」。1969年の映画館名簿では経営会社が来島どっく観光部、経営者が長井不二男、鉄筋造1階、定員350、松竹・大映・東映を上映。1975年の映画館名簿では経営会社が奥道後温泉観光、経営者が大黒常一、支配人が記載なし、鉄筋造1階、350席、邦画・洋画・成人映画を上映。1978年・1980年・1985年・1986年・1987年の映画館名簿では「松山中ホール」。1988年の映画館名簿には掲載されていない。
松山大三ホール・松山ヌードホール/松山大三ホール・大五ホール
所在地 : 愛媛県松山市湯山（1966年・1969年・1973年・1975年）、愛媛県松山市末町267（1978年・1980年・1985年・1986年・1987年）
開館年 : 1965年頃
閉館年 : 1987年頃
1965年の映画館名簿には掲載されていない。1966年の映画館名簿では「松山大三ホール・松山ヌードホール」（2館）。1969年の映画館名簿では「松山大三ホール・松山大五ホール・松山ヌードホール」（3館）。1973年の映画館名簿では「松山大三ホール・ヌードホール」（2館）。1966年の映画館名簿では経営会社が奥道後国際観光、経営者が河野良三、鉄筋造1階、大三ホールが定員250、ヌードホールが定員300、大三ホールが洋画を上映、ヌードホールが日活を上映。1975年の映画館名簿では「松山大三ホール・松山ヌードホール」（2館）。1978年・1980年・1985年・1986年・1987年の映画館名簿では「松山大三ホール・大五ホール」（2館）。1988年の映画館名簿には掲載されていない。「ホテル奥道後」（現・奥道後 壱湯の守）に併設されていた。
白鳥館/松山タイガー劇場
所在地 : 愛媛県松山市大街道1（1953年・1955年）、愛媛県松山市大街道2丁目（1958年）、愛媛県松山市大街道1丁目（1960年・1963年・1966年・1969年・1973年・1975年）、愛媛県松山市大街道1-5-10（1978年）、愛媛県松山市大街道1-10-5（1980年・1985年）
開館年 : 1952年5月
閉館年 : 1986年末
『全国映画館総覧 1955』によると1952年5月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「松山タイガー劇場」。1955年の映画館名簿では「タイガー劇場」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「タイガー劇場」。1958年・1960年・1963年・1966年・1969年・1973年・1975年・1978年・1980年・1985年の映画館名簿では「松山タイガー劇場」。1962年のゼンリン住宅地図では跡地に「大洋パチンコ」。1966年・1970年・1980年のセイコー社松山市住宅地図では「タイガー劇場」。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「松山第2佐々木ビル 6階シネマサンシャイン7番館8番館」。跡地は「松山第2佐々木ビル」。最寄駅は伊予鉄道松山市内線大街道駅。

1959年4月1日、松山市の大映・新東宝封切館「松山タイガー劇場」が東宝封切館に転換した。坪内興行の直営館。オープニング作品は『コタンの口笛』と『続 社長太平記』。同じく坪内興行の邦画再映館「ロマン座」は、4月1日に「東映ロマン座」に改称して東映専門の二番館となる。*12

1962年10月2日、松山市大街道1丁目の「タイガー劇場」が再開館した。開館作品は東宝の『放浪記』と『新・狐と狸』、大映の『剣に賭ける』の三本立。坪内興行は1961年5月に廃館としていたが、東宝・大映封切館として営業を再開する。木造2階建。座席数500。冷暖房完備。*13

1963年1月1日、松山市大街道3丁目の「タイガー劇場」ボイラー室付近から出火し、木造平屋建てが半焼した。正月興行中で約400人の観客がいたが全員無事。*14

1963年1月1日、松山市大街道3丁目の「タイガー劇場」裏のボイラー室から出火し、木造平屋建てのボイラー室など約600m2が半焼した。観客は無事だった。*15
松山東映劇場/松山東映グランド/東映松山グランド劇場/松山グランド劇場
所在地 : 愛媛県松山市南夷子町86（1953年・1955年・1958年・1960年・1963年）、愛媛県松山市千船町2-4-4（1966年・1969年・1973年・1975年・1976年・1978年・1980年・1985年）
開館年 : 1949年12月
閉館年 : 1986年末
『全国映画館総覧 1955』によると1949年12月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年の映画館名簿では「松山グランド劇場」。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「グランド劇場」。1958年の映画館名簿では「東映グランド劇場」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「松山東映劇場」。1960年の映画館名簿では「松山東映劇場」。1962年のゼンリン住宅地図では「松山東映劇場」。1963年の映画館名簿では「松山東映グランド」。1966年の映画館名簿では「松山東映グランド劇場」。1966年・1970年・1980年のセイコー社松山市住宅地図では「東映グランド」。1969年・1973年・1975年・1976年の映画館名簿では「東映松山グランド劇場」。1978年の映画館名簿では「松山東映グランド劇場」。1980年・1985年の映画館名簿では「松山グランド劇場」。1990年の映画館名簿には掲載されていない。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「佐々木パーキング」。跡地はマンション「クレアホームズ松山千舟町」。

東映は直営館を50館まで増やす積極方針を掲げている。1957年4月下旬現在、東映の直営館は北海道2館、関東16館、中部4館、関西6館、九州4館の32館だった。その後、1957年5月1日には「福島東映」が、7月23日には「琴似東映」が、8月14日には「松江東映」が、9月30日には「迫川東映」が、10月1日には「松山東映」が、10月28日には「鹿児島東映」が開館した。12月3日には「静岡東映」「静岡東映パラス」が、12月27日には「函館東映」が開館予定であり、1957年内に40館を超える。*16

1961年9月30日、東映の直営館「松山東映」が直営契約を解約された。*17

松山市の大街道周辺には多数の芝居小屋や映画館があった。明治時代には正岡子規が夏目漱石を連れ立って芝居を観に行ったことがあり、大正時代には伊丹万作がしょっちゅう映画館に通っていた。戦後の大街道には「有楽座」「タイガー劇場」「銀映」「国際劇場」などがあり、銀天街アーケードに続く交差点付近には「松山グランド劇場」があった。松山グランド劇場は戦後すぐに建てられ、昭和末期に閉館した。2013年現在の跡地は駐車場となっており、近くには往時を知る末広堂や廣田酒店などがある。*18
松山スバル座(新)
所在地 : 愛媛県松山市大街道2-6-6（1978年・1980年・1985年・1990年）
開館年 : 1973年6月（移転開館）
閉館年 : 1990年1月
1978年・1980年・1985年・1990年の映画館名簿では「松山スバル座」。1980年のセイコー社松山市住宅地図では「ダック松山 スバル座」。1990年のセイコー社はいまっぷでは「ダック松山 スバル座」。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「ダイエーダック 麻雀すばる カラオケランドメロディー」。1995年の映画館名簿には掲載されていない。跡地はビジネスホテル「ドーミーイン松山」。最寄駅は伊予鉄道松山市内線大街道駅。
フォーラム松山1・2・3/シネマルナティック(河原町)
所在地 : 愛媛県松山市河原町138（1990年）、愛媛県松山市河原町138 フォーラムビル5階（2005年）
開館年 : 1988年7月31日（フォーラム松山）、1994年（ルナティック）
閉館年 : 1990年11月4日（フォーラム松山）、2004年（ルナティック）
1985年の映画館名簿には掲載されていない。1990年の映画館名簿では「フォーラム松山1・2・3」（3館）。1990年のセイコー社はいまっぷでは「フォーラム松山」。1992年のゼンリン住宅地図では空白のビル。2000年の映画館名簿には掲載されていない。2003年のセイコー社はいまっぷでは「フォーラムビル シネマルナティック ライブハウス サロンキティ」。2005年の映画館名簿では「シネマルナティック」。跡地は1994年に開店したライブハウス「松山サロンキティ」がある6階建ての「キティビル」。最寄駅は伊予鉄道松山市駅。

1988年7月末、松山市河原町に映画館「フォーラム松山」が開館した。松山市民ら約400人が出資した。1階・2階がクラシック作品を上映するフォーラム1（84席）、3階・4階が特選作品を上映するフォーラム2（84席）、5階・6階がロードショー作品を上映するフォーラム3（144席）。会社社長の酒井正則が私財を投じ、総工費3億4000万円かけて6階建てビルを建設した。酒井は建設費の一部を借金しており、映画ファンが1口5万円・目標8000万円で出資を募ったところ、達成まであと一息となっている。*19

松山市河原町の映画館「シネマルナティック」では、橋本達也（36）が映写・チケット販売・掃除などを一人で担当している。1988年に市民グループが資金を出し合ってこの映画館が開館し、橋本は勤めていた会社を辞めて運営に参画した。運営難により1990年に閉館したが、1994年にはビル所有者から誘われて再開館し、市川雷蔵特集、フランス映画『アリゾナ・ドリーム』などを上映した。*20

2001年10月には松山市河原町の映画館「シネマルナティック」が開館7周年を迎える。四国でアート系作品を専門に上映する唯一の映画館である。代表の橋本達也（41）は愛媛大学農学部出身であり、1988年に市民出資の映画館「フォーラム松山」の設立に携わると、同館閉館後は広島市のサロンシネマに勤め、その後松山市の「シネリエンテ」の支配人となった。シネマルナティックの観客層は20代から30代の女性が中心であり、ウォン・カーワイ監督の香港映画『恋する惑星』などがヒットした。*21

松山市の柳井町商店街は、市南部の玄関口として発展した町である。大正時代末期に街が生まれ、1940年ころまでに商店街が形成された。立花橋のたもとのビルの5階には映画館「シネマルナティック」がある。1988年に市民出資型映画館として開館したが、資金難により2年ほどで閉館した。1988年の開館に携わった橋本達也が自己資金をつぎ込み、1994年10月に再開館した。*22
松山東宝国際劇場/国際劇場/松山国際劇場/松山レッドホール・松山ブルーホール・松山グリーンホール・松山イエローホール/松山シネマサンシャイン1-6
所在地 : 愛媛県松山市三番町1（1950年・1953年・1955年・1958年・1960年・1963年・1966年・1969年・1973年・1975年）、愛媛県松山市三番町3-7-1（1978年）、愛媛県松山市三番町3-7-1 松山国際ビル（1980年・1985年）、愛媛県松山市三番町3-7-1 サンシャインビル（1990年・1995年・2000年）
開館年 : 1947年8月、1987年12月12日
閉館年 : 2003年5月6日
『全国映画館総覧 1955』によると1947年8月開館。1947年の映画館名簿には掲載されていない。1950年の映画館名簿では「松山東宝国際劇場」。1953年・1955年の映画館名簿では「松山国際劇場」。1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「国際劇場」。1966年・1969年・1973年・1975年・1978年の映画館名簿では「松山国際劇場」。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「国際劇場」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「国際劇場」。1962年のゼンリン住宅地図ではページによって「国際劇場」か「国際映画劇場」。1966年・1970年のセイコー社松山市住宅地図では「国際劇場」。1978年12月に4スクリーン化。1980年・1985年の映画館名簿では「松山レッドホール・松山ブルーホール・松山グリーンホール・松山イエローホール」（4館）。1980年のセイコー社松山市住宅地図では「松山国際ビル」。1990年・1995年・2000年の映画館名簿では「松山シネマサンシャイン1-6」（6館）。1990年のセイコー社はいまっぷでは「松山シネマサンシャイン」。1992年のゼンリン住宅地図では「松山シネマサンシャイン」。2004年のセイコー社はいまっぷでは「松山シネマサンシャイン」。2005年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は2019年竣工のマンション「クレアホームズ松山ランドマークタワー」駐車場。

1963年8月31日、松山市の大映封切館「松山国際劇場」が洋画専門館に転向する。洋画転向披露作品は『ウエスト・サイド物語』であり6週間上映する予定。料金は300円。経営は坪内興行。*23

1987年12月12日、松山市三番町3-7-1に「松山シネマサンシャイン」が開館した。地上7階建てのビル。1番館が104席、2番館が118席、3番館が373席、4番館が304席、5番館が304席、6番館が275席。経営はシネマサンシャイン。*24

2003年4月24日の『愛媛新聞』には「松山シネマサンシャイン」が5月に閉館するという記事が掲載されている。現物は未確認。*25

2003年5月9日、松山市三番町3の映画館「松山シネマサンシャイン」が閉館した。1997年度には年間約76万人の観客を集めたが、2002年度には年間約20万人にまで激減していた。運営する佐々木興業は、1999年に大洲市と今治市に、2000年に松山市衣山に郊外型大型シネコンを開館させており、松山シネマサンシャインは同系列のシネコンに観客を奪われていた。150m南の「大街道シネマサンシャイン」が営業を続けている。*26
大街道シネマサンシャイン7・8/松山シネマサンシャイン7・8/シネマサンシャイン大街道1-5
所在地 : 愛媛県松山市大街道1-5-10（1990年・1995年・2000年・2010年・2015年・2020年）
開館年 : 1989年
閉館年 : 2021年1月11日
1990年・1995年の映画館名簿では「大街道シネマサンシャイン7・8」（2館）。1992年のゼンリン住宅地図では「松山第2佐々木ビル 6階シネマサンシャイン7番館8番館」。1995年の映画館名簿では「大街道シネマサンシャイン7・8」（2館）。2000年の映画館名簿では「松山シネマサンシャイン7・8」（2館）。2003年3月21日に5スクリーン化。2004年のセイコー社はいまっぷでは「松山第二佐々木ビル 1階ウォッチマン松山店 2階居酒屋笑笑 4階・5階カラオケスタジオサンシャイン 6階大街道シネマサンシャイン7番館・8番館 8階佐々木興業株式会社」。2010年・2015年・2020年の映画館名簿では「シネマサンシャイン大街道1-5」（5館）。建物の「松山第2佐々木ビル」は現存。最寄駅は伊予鉄道松山市内線大街道駅。

2003年3月21日、松山市の映画館「大街道シネマサンシャイン」がリニューアルオープンする。これまで2館だったが3館を増築して計5館とし、収容人数はこれまでの計290人から計494人となる。*27

「シネマサンシャイン大街道」は1989年から約32年間にわたって営業してきたが、2021年1月11日もって閉館することとなった。*28

2021年1月11日をもって、松山市大街道1丁目の映画館「シネマサンシャイン大街道」が閉館する。運営する佐々木興業が発表した。約150メートル離れた「松山シネマサンシャイン」の別館として、1989年にシネマサンシャイン大街道が開館した。2003年に松山シネマサンシャインが閉館したことで、同年には2スクリーンから5スクリーンに増やしてリニューアルオープンした。佐々木興業は2000年に「シネマサンシャイン衣山」、2003年に東温市に「シネマサンシャイン重信」、2010年に松崎町に「シネマサンシャインエミフルMASAKI」と、郊外型シネコンを相次いで開館させた。2004年のシネマサンシャイン大街道の観客数は約11万人だったが、2019年には約4万4000人にまで減少していた。2020年には新型コロナウイルス感染症の影響で、4月17日から約1か月間は休館。松山映画祭が中止されたことなどもあって、観客数は2019年の半分程度だった。1989年に竣工したビルは改修が必要なこともあり、総合的な判断から閉館が決定した。2000年代にはシネコンとの差別化を図るために単館系やアート系作品を増やし、愛媛県ではシネマサンシャイン大街道でしか上映しない作品も多かった。1950年代半ばの松山市には約30館の映画館があったが、松山市中心部の映画館は「シネマルナティック」のみとなる。*29

2021年1月11日をもって、松山市大街道1の映画館「シネマサンシャイン大街道」が閉館する。松山市中心部に2軒ある映画館の片方である。昭和20〜30年代の繁華街には映画館や劇場の開館が相次ぎ、最盛期の松山市内には32館の映画館があったが、現在は松山市中心部に2軒のみ残っている。*30

2021年1月11日をもって、松山市大街道1丁目の映画館「シネマサンシャイン大街道」が閉館した。経営は佐々木興業。*31

2021年1月11日をもって、松山市大街道1の映画館「シネマサンシャイン大街道」が閉館した。経営は佐々木興業。1989年、映画館「タイガー劇場」跡地にビルを新築して開館した。2003年以降は5スクリーン計494席で年間130本〜140本の作品を上映していた。ピーク時の2004年には年間約11万人の入場者数があったが、2019年には年間約4万4000人にまで落ち込んでいた。最終作品は『この世界の片隅に』。*32
湊町シネマローズ
所在地 : 愛媛県松山市湊町3-1-9 マツゲキビル4階
開館年 : 不明
閉館年 : 営業中
映画館名簿には掲載されていない。成人映画館。最寄駅は伊予鉄道松山市駅。
松劇/松山劇場/松山劇場1・2/シネ リエンテ1・2/シネ リエンテ1・2・3/シネマルナティック(湊町)
所在地 : 愛媛県松山市湊町（1950年）、愛媛県松山市湊町2-10（1953年・1955年・1958年・1960年・1963年）、愛媛県松山市湊町3丁目（1966年・1969年）、愛媛県松山市湊町3（1973年・1975年）、愛媛県松山市湊町3-1-9（1978年・1980年・1985年・1990年・1995年・2000年）、愛媛県松山市湊町3-1-9 マツゲキビル2階（2010年・2015年・2020年）
開館年 : 1947年10月（松山劇場）、1994年10月1日（シネ・リエンテ）、2005年7月1日（シネマルナティック湊町）
閉館年 : 営業中
『全国映画館総覧 1955』によると1947年10月開館。1950年・1953年の映画館名簿では「松山劇場」。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「松山劇場」。1955年の映画館名簿では「松劇」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「松山劇場」。1958年・1960年・1963年・1966年・1969年・1973年・1975年・1978年・1980年・1985年の映画館名簿では「松山劇場」。1962年のゼンリン住宅地図では「松山劇場」。1966年・1970年・1980年のセイコー社松山市住宅地図では「松劇」。1990年の映画館名簿では「松山劇場1・2」（2館）。1990年のセイコー社はいまっぷでは「マツゲキアトリウム シネリエンテ1・2・3 吉本茶屋たこばやし 松劇興業・松山劇場 カフェリエンテ」。1992年のゼンリン住宅地図では「松劇アトリウム」。1995年の映画館名簿では「シネ・リエンテ1・2」（2館）。2000年・2005年の映画館名簿では「シネ・リエンテ1・2・3」（3館）。2005年7月1日にシネ・リエンテ跡地にシネマルナティック開館。2010年・2015年・2020年の映画館名簿では「シネマルナティック」。最寄駅は伊予鉄道松山市駅。

1960年3月6日午前6時30分頃、松山市湊町2丁目の「松山劇場」屋根裏から出火し、2階建て730平方メートルが全焼した。経営は丹延元。*33

1960年3月7日、松山市港町の「松山劇場」が全焼した。原因は不明。*34

2005年6月24日をもって、松山市湊町3の銀天街商店街南の複合施設「マツゲキアトリウム」にある映画館「シネ・リエンテ」（160席）が休館する。松劇興業が1946年から営業を続けていた。松山市河原町の映画館「シネマ・ルナティック」がこの施設を引き継ぎ、7月1日に「シネマ・ルナティック湊町」に改称して営業を再開する。7月1日の上映作品は『ゴッドファーザー』など2本。シネマ・ルナティックは中心市街地での営業を希望しており、松劇興業との賃借契約がまとまったため。*35

松山市の中心街にはミニシアター「シネマルナティック」がある。1スクリーン160席であり、すべての座席にクッションが置かれている。1994年10月、松山市唯一のアート系映画館として開館した。橋本達也が一人で経営しており、上映作品選定・受付・映写・清掃などを行っている。かつては国内外で映画賞を受賞した『誰も知らない』（2004年）などを上映できたが、近年にはアート系作品もシネコンが上映する傾向があり、興行収入が激減した。賃借料と経費を支払うとぎりぎりの生活費しか残らないという。デジタル機材の導入費用も難航したが、2013年10月にはデジタル上映に踏み切る。*36

2014年8月23日、松山市湊町3のミニシアター「シネマルナティック」で、開館20周年記念イベントとして松前町出身の片岡礼子の出演作が上映される。『KAMIKAZE TAXI』『鬼火』『ハッシュ!』の3作品が上映され、片岡のトークイベントも開催される。1994年10月1日、閉館した映画館の設備を引き継いでシネマルナティックが開館した。韓国映画の『シュリ』、インド映画の『ムトゥ 踊るマハラジャ』などがヒットした。9月27日には石井岳龍監督を招いたトークイベントの開催を予定している。*37

2014年8月23日、松山市の映画館「シネマルナティック」は開館20周年を記念して、松前町出身の女優である片岡礼子が出演する作品の映画祭を開催する。1994年10月1日に開館した。*38

「シネマルナティック」に言及している書籍として、中馬聰『映画館 中馬聰写真集』リトルモア、2015年がある。*39
衣山シネマサンシャイン/シネマサンシャイン衣山
所在地 : 愛媛県松山市衣山1-188 パルティフジ衣山2階（2005年・2010年・2015年・2020年）
開館年 : 2000年12月9日
閉館年 : 営業中
2000年の映画館名簿には掲載されていない。2005年の映画館名簿では「衣山シネマサンシャイン1-9」（9館）。2010年・2015年・2020年の映画館名簿では「シネマサンシャイン衣山1-9」（9館）。

2000年12月9日、松山市衣山1に「パルティフジ衣山ショッピングセンター」がオープンする。スーパーなどの大規模な店舗はなく、シネコン「衣山シネマサンシャイン」が中心となる新タイプのショッピングセンターである。衣山シネマサンシャインは9スクリーン計1565席を有し、中四国最大のシネコンとなる。床面の傾斜角度が大きいスタジアム方式、ドルビーデジタル音響を採用している。*40

2000年12月9日、松山市衣山1-188 パルティフジ衣山に「衣山シネマサンシャイン」が開館した。9スクリーンを有する。経営は佐々木興業。*41

松山市周縁部

和気座
所在地 : 愛媛県松山市和気町1（1953年・1954年）
開館年 : 1950年以後1953年以前
閉館年 : 1954年頃
『全国映画館総覧 1954』には開館年が掲載されていない。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1954年の映画館名簿では「和気座」。1955年の映画館名簿には掲載されていない。
浅海劇場
所在地 : 愛媛県温泉郡浅海村大字浅海（1953年・1954年）
開館年 : 1950年以後1953年以前
閉館年 : 1954年頃
『全国映画館総覧 1954』には開館年が掲載されていない。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1954年の映画館名簿では「浅海劇場」。1955年の映画館名簿には掲載されていない。
東亜館
所在地 : 愛媛県温泉郡小野村梅の本（1957年・1958年）
開館年 : 1956年頃
閉館年 : 1958年頃
1956年の映画館名簿には掲載されていない。1957年・1958年の映画館名簿では「東亜館」。1959年の映画館名簿には掲載されていない。
大黒座(久谷村)
所在地 : 愛媛県温泉郡久谷村久谷54（1960年）、愛媛県温泉郡久谷村54（1963年）
開館年 : 大正時代
閉館年 : 1963年
1959年の映画館名簿には掲載されていない。1960年・1963年の映画館名簿では「大黒座」。1966年の映画館名簿には掲載されていない。映画館の建物は久谷郵便局北東30mに町おこし拠点「大黒座」として現存。最寄駅は伊予鉄道横河原線鷹ノ子駅。

松山市久谷町54には娯楽の殿堂「大黒座」がある。大正時代に酒蔵として建てられ、戦後に芝居小屋に改装された。大衆演劇の公演や映画の上映などが行われ、1963年に閉館した。2006年に町おこしの拠点として修復され、歌謡ショーや芝居の公演、落語の上演などが行われている。*42
太陽座
所在地 : 愛媛県温泉郡荏原村字東方（1953年・1955年）、愛媛県温泉郡久谷村2058（1958年）、愛媛県温泉郡久谷村東方（1960年）、愛媛県温泉郡久谷村2058（1963年）
開館年 : 1950年以後1953年以前
閉館年 : 1963年頃
1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年・1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「太陽座」。1964年の映画館名簿には掲載されていない。
七福座
所在地 : 愛媛県松山市南久米156（1963年・1964年）
開館年 : 1962年頃
閉館年 : 1964年頃
1962年の映画館名簿には掲載されていない。1963年・1964年の映画館名簿では「七福座」。1965年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は「愛媛銀行久米支店」。1962年のゼンリン住宅地図では「七福劇場」。跡地は「愛媛銀行久米支店」。最寄駅は伊予鉄横河原線久米駅。
平井座/平井劇場
所在地 : 愛媛県温泉郡小野村平井町1（1953年）、愛媛県温泉郡小野村平井1（1955年・1958年）、愛媛県温泉郡小野村平井（1960年）、愛媛県松山市小野平井（1963年・1964年）
開館年 : 1931年10月
閉館年 : 1964年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1931年10月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年・1958年・1960年の映画館名簿では「平井座」。1963年・1964年の映画館名簿では「平井劇場」。1965年の映画館名簿には掲載されていない。
寿座(西垣生町)
所在地 : 愛媛県松山市西垣生町（1953年）、愛媛県松山市西垣生1513（1960年・1963年・1964年）、愛媛県松山市西垣生町1513（1965年）
開館年 : 1950年以後1953年以前
閉館年 : 1965年10月12日
1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年の映画館名簿では「寿座」。1955年・1958年の映画館名簿には掲載されていない。1960年・1963年・1964年・1965年の映画館名簿では「寿座」。1966年の映画館名簿には掲載されていない。

1965年10月12日午後7時20分頃、松山市大字西垣生の「寿座」に隣接する公衆浴場から出火し、劇場が全焼した。*43
森松座/森松劇場
所在地 : 愛媛県温泉郡浮穴村森松（1953年・1955年・1958年）、愛媛県松山市浮穴624（1960年）、愛媛県松山市森松町624-1（1963年・1965年）
開館年 : 1924年以前
閉館年 : 1965年頃
『全国映画館総覧 1955』には開館年が掲載されていない。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年・1958年の映画館名簿では「森松座」。1960年・1963年・1965年の映画館名簿では「森松劇場」。1962年のゼンリン住宅地図では「森松劇場 森土建事務所」。1966年の映画館名簿には掲載されていない。1962年のゼンリン住宅地図では「森松劇場 森土建事務所」。1966年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は「伊予鉄バス森松営業所」南東90mにある建物。映画館の建物が現存している可能性がある。

1924年5月には第15回衆議院議員総選挙が行われた。3月30日夜には「森松座」にて、700人を前にした岡田温の演説会が開催された。応援弁士として野口某、武智某、宮内某、野村某も訪れている。*44
松山イワゼキヒル劇場
所在地 : 愛媛県松山市石井（1966年・1968年）
開館年 : 1965年頃
閉館年 : 1968年頃
1965年の映画館名簿には掲載されていない。1966年の映画館名簿では「松山イワゼキヒル劇場」。1966年のセイコー社松山市住宅地図では発見できず。1968年の映画館名簿では「松山イワゼキビル劇場」。1968年の映画館名簿では経営者が来島どっく観光部、支配人が河野良三、鉄筋造1階冷暖房付、定員300、松竹・東宝・大映・洋画を上映。1969年の映画館名簿には掲載されていない。
昭劇/松山昭劇
所在地 : 愛媛県松山市竹原町51（1959年・1960年・1963年・1966年）、愛媛県松山市竹原町（1969年）
開館年 : 1958年頃
閉館年 : 1969年頃
1958年の映画館名簿には掲載されていない。1959年・1960年・1963年の映画館名簿では「昭劇」。1966年・1969年の映画館名簿では「松山昭劇」。1966年・1970年のセイコー社松山市住宅地図では「昭劇」。1970年の映画館名簿には掲載されていない。1980年のセイコー社松山市住宅地図では「安藤石油（ゼネラル）」。跡地はガソリンスタンド「エネオスmioどばしSS（安藤石油）」。最寄駅は伊予鉄道郡中線土橋駅。
センターシネマ/松山センターシネマ
所在地 : 愛媛県松山市南吉田町（1957年）、愛媛県松山市南吉田町1826（1958年・1960年・1963年）、愛媛県松山市南吉田町（1966年・1969年）
開館年 : 1956年頃
閉館年 : 1969年頃
1956年の映画館名簿には掲載されていない。1957年・1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「センター・シネマ」。1966年のセイコー社松山市住宅地図では「映画館センターシネマ」。1966年・1969年の映画館名簿では「松山センターシネマ」。1970年の映画館名簿には掲載されていない。1970年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「まさや」「大阪屋」「おたふく」「森」。跡地は「ファミリーマート松山生石店」。

旧三津浜町

温泉劇場
所在地 : 愛媛県松山市三津広町（1953年・1954年）
開館年 : 1951年6月
閉館年 : 1954年頃
『全国映画館総覧 1954』によると1951年6月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1954年の映画館名簿では「温泉劇場」。1955年の映画館名簿には掲載されていない。
高浜映劇
所在地 : 愛媛県松山市高浜町（1963年・1965年）
開館年 : 1962年頃
閉館年 : 1965年頃
1962年の映画館名簿には掲載されていない。1962年のゼンリン住宅地図では「高浜映劇」。1963年・1965年の映画館名簿では「高浜映劇」。1966年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は「高浜町二丁目集会所」北西30mの建物付近。最寄駅は伊予鉄道高浜線高浜駅。
みなと映画劇場
所在地 : 愛媛県松山市三津藤井町4（1957年）、愛媛県松山市藤井町4（1958年）、愛媛県松山市三津藤井町4（1960年）、愛媛県松山市三津藤井町（1963年）
開館年 : 1956年頃
閉館年 : 1965年頃
1956年の映画館名簿には掲載されていない。1957年・1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「みなと映画劇場」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「みなと劇場」。1966年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は「松山市立三津浜図書館」北北東90mにある民家。最寄駅は伊予鉄道高浜線三津駅。
三津浜東劇/松山三津浜東劇/松山宮前東劇
所在地 : 愛媛県松山市三津宮前町（1960年・1963年）、愛媛県松山市三津浜宮前町（1966年・1968年）
開館年 : 1959年頃
閉館年 : 1968年頃
1953年の松山市今治市縦横明細地図では後の映画館の場所に「三津浜製粉」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「三津浜東劇場前」（※ママ）。1959年の映画館名簿には掲載されていない。1960年・1963年の映画館名簿では「三津浜東劇」。1966年の映画館名簿では「松山三津浜東劇」。1966年の映画館名簿では「松山宮前東劇」。1969年の映画館名簿には掲載されていない。跡地は「厳島神社」社殿南西70mにあるマンション「グランアルブル神田」。最寄駅は伊予鉄道高浜線三津駅。
永楽座/松山永楽座
所在地 : 愛媛県温泉郡三津浜町柳町（1936年）、愛媛県松山市三津浜町柳町64（1950年）、愛媛県松山市三津柳町64（1953年）、愛媛県松山市三津柳町51（1955年）、愛媛県松山市柳町51（1958年）、愛媛県松山市三津柳町51（1960年・1963年）、愛媛県松山市三津柳町（1966年）
開館年 : 1951年1月
閉館年 : 1966年夏
『全国映画館総覧 1955』によると1951年1月開館。1930年の映画館名簿には掲載されていない。1936年の映画館名簿では「永楽座」。1943年・1947年の映画館名簿には掲載されていない。1950年・1953年・1955年・1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「永楽座」。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「永楽座」。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「永楽座」。1966年の映画館名簿では「松山永楽座」。1966年のセイコー社松山市住宅地図では「永楽座」。1969年の映画館名簿には掲載されていない。1970年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「三津浜ボーリング」。1980年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「空白」。跡地は「松山市立三津浜図書館」北東50mにある駐車場。最寄駅は伊予鉄道高浜線三津駅。

1902年には三津浜に芝居小屋「永楽座」が建てられたが、1905年8月に火災で全焼した。永楽座は定員1500から1600の劇場として再建された。*45
電気館/三津浜東映/三津浜東映劇場
所在地 : 愛媛県温泉郡三津浜町住吉（1930年）、愛媛県温泉郡三津浜町住吉町108（1936年）、愛媛県松山市住吉町（1943年）、愛媛県松山市三津浜町住吉町（1950年）、愛媛県松山市三津住吉町（1953年・1955年）、愛媛県松山市住吉町（1958年）、愛媛県松山市三津住吉町（1960年・1963年）、愛媛県松山市三津浜住吉町（1966年・1969年）
開館年 : 1951年4月
閉館年 : 1970年冬
『全国映画館総覧 1955』によると1951年4月開館。1930年・1936年・1943年の映画館名簿では「電気館」。1947年の映画館名簿には掲載されていない。1950年・1953年・1955年・1958年の映画館名簿では「電気館」。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「電気館」。1958年のゼンリン松山市住宅地図ではページによって「電気館」と「三津浜東映」。1960年・1963年の映画館名簿では「三津浜東映」。1966年の映画館名簿では「松山三津浜東映劇場」。1966年・1970年のセイコー社松山市住宅地図では「東映」。1969年の映画館名簿では「三津浜東映劇場」。1973年の映画館名簿には掲載されていない。1980年のセイコー社松山市住宅地図では跡地に「門田家具ショールーム」。跡地は「松山市立三津浜図書館」北東100mにある空き地。最寄駅は伊予鉄道高浜線三津駅。

大正時代には三津浜初の映画館として、住吉町に日活系上映館「電気館」が開館した。昭和初期には「永楽座」も映画を上映するようになった。*46
柳勢座/松山柳勢座
所在地 : 愛媛県松山市三津柳町（1953年）、愛媛県松山市柳町（1958年）、愛媛県松山市三津柳町（1960年）、愛媛県松山市三津柳町16（1963年）、愛媛県松山市三津柳町（1966年）、愛媛県松山市住吉町2-2-10（1969年・1973年・1975年・1978年・1980年・1985年）
開館年 : 1931年、1954年頃（映画専門館化）、1973年頃（成人映画専門館化）
閉館年 : 1984年6月
1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年の映画館名簿では「柳勢座」。1953年の松山市今治市縦横明細地図では「柳勢座」。1955年の映画館名簿には掲載されていない。1958年のゼンリン松山市住宅地図では「柳勢座」。1958年・1960年・1963年の映画館名簿では「柳勢座」。1966年・1970年・1980年のセイコー社松山市住宅地図では「柳勢座」。1966年・1969年・1973年・1975年・1978年・1980年・1985年の映画館名簿では「松山柳勢座」。1990年の映画館名簿には掲載されていない。1992年のゼンリン住宅地図では跡地に「松山ポートアネックス」。跡地は「ダイアパレス松山ポートアネックス」。最寄駅は伊予鉄道高浜線三津駅。

三津浜にある寄席「こばやかわ」では浄瑠璃や漫才の興行が行われていたが、改築して「柳勢座」に改称し、芝居・浄瑠璃・漫才・浪曲などの興行を行った。柳勢座と「永楽座」の両座にはのぼりが立てられ、やぐら太鼓が打ち鳴らされた。*47

『キネマ旬報』1977年1月号（699号）には「われらの映画館 松山柳勢座」が掲載されている。現物は未確認。*48

2014年1月に松山市住吉1丁目5⁻5にオープンした観光案内所「みつはまレトロ」には、明治・大正・昭和の三津浜の風景写真や資料が展示されており、三津浜にあった映画館「柳勢座」（りゅうせいざ）で使われていた映写機が展示されている。1955年頃の三津浜には5館の映画館があった。

旧北条市・旧中島町・興居島

興栄館
所在地 : 愛媛県松山市興居島由良（1960年）
開館年 : 1959年頃
閉館年 : 1960年頃
1959年の映画館名簿には掲載されていない。1960年の映画館名簿では「興栄館」。1961年の映画館名簿には掲載されていない。
戎座/戎館
所在地 : 愛媛県温泉郡河野村柳原1472（1953年・1955年）、愛媛県温泉郡北条町柳原1472（1958年）、愛媛県北条市柳原町1474（1960年）
開館年 : 1952年10月
閉館年 : 1960年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1952年10月開館。1953年・1955年・1958年の映画館名簿では「戎座」。1960年の映画館名簿では「戎館」。1961年の映画館名簿には掲載されていない。

戦後における北条市の芝居小屋（劇場）。北条の「文化会館」（1952年〜????年）。辻の「大正座」（1916年〜1965年）、辻の「風早劇場」（1953年〜????年）、柳原の「戎座」（1922年〜昭和40年代、1979年解体）。*49
文化会館
所在地 : 愛媛県温泉郡北条町741（1953年・1955年・1958年）、愛媛県北条市本町（1960年・1962年）
開館年 : 1950年9月
閉館年 : 1962年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1950年9月開館。1953年・1955年・1958年・1960年・1962年の映画館名簿では「文化会館」。1963年の映画館名簿には掲載されていない。

戦後における北条市の芝居小屋（劇場）。北条の「文化会館」（1952年〜????年）。辻の「大正座」（1916年〜1965年）、辻の「風早劇場」（1953年〜????年）、柳原の「戎座」（1922年〜昭和40年代、1979年解体）。*50
大正座/東映宝館/宝館
所在地 : 愛媛県温泉郡北条町大字辻137（1953年）、愛媛県温泉郡北条町大字辻139（1955年）、愛媛県温泉郡北条町（1958年）、愛媛県北条市辻町139（1960年）、愛媛県北条市辻町1-377（1963年）、愛媛県北条市辻町（1965年）
開館年 : 1912年1月
閉館年 : 1965年
『全国映画館総覧 1955』によると1912年1月開館。1953年・1955年・1958年の映画館名簿では「大正座」。1960年の映画館名簿では「宝館」。1963年の映画館名簿では「東映宝館」。1965年の映画館名簿では「宝館」。1966年の映画館名簿には掲載されていない。

戦後における北条市の芝居小屋（劇場）。北条の「文化会館」（1952年〜????年）。辻の「大正座」（1916年〜1965年）、辻の「風早劇場」（1953年〜????年）、柳原の「戎座」（1922年〜昭和40年代、1979年解体）。*51
明魁座
所在地 : 愛媛県温泉郡中島町神浦（1963年）
開館年 : 1935年
閉館年 : 1965年頃
1962年の映画館名簿には掲載されていない。1963年・1965年の映画館名簿では「明魁座」。1963年の映画館名簿では経営者・支配人ともに村田勝重、木造1階冷房付、定員300、映写機・発声器は記載なし、邦画を上映、電話番号は中島143。1966年の映画館名簿には掲載されていない。

戦後における中島町の芝居小屋（劇場）。大浦の「中島座」（1935年〜1955年）。大浦の「タイガー劇場」（1940年〜1953年）、神浦の「明魁座」（1935年〜1953年）、吉木の「千歳座」（1941年〜1952年）。*52
睦映/中島睦映
所在地 : 愛媛県温泉郡中島町睦月（1964年・1965年）、愛媛県温泉郡中島町（1966年）
開館年 : 1963年頃
閉館年 : 1966年頃
1963年の映画館名簿には掲載されていない。1964年・1965年の映画館名簿では「睦映」。1966年の映画館名簿では「中島睦映」。1966年の映画館名簿では経営者・支配人ともに杉野鶴重、木造2階、定員200、映写機はローラー、発声器はローラー、東宝・日活を上映、電話番号は睦月4。1967年の映画館名簿には掲載されていない。
島映タイガー/中島島映タイガー
所在地 : 愛媛県温泉郡中島町大浦（1964年・1965年）、愛媛県温泉郡中島町（1966年）
開館年 : 1940年
閉館年 : 1966年頃
1963年の映画館名簿には掲載されていない。1964年・1965年の映画館名簿では「島映タイガー」。1966年の映画館名簿では「中島島映タイガー」。1966年の映画館名簿では経営者・支配人ともに清水優、木造2階、定員250、映写機はローラー、発声器はローラー、東宝・日活を上映、電話番号は中島63。1967年の映画館名簿には掲載されていない。

戦後における中島町の芝居小屋（劇場）。大浦の「中島座」（1935年〜1955年）。大浦の「タイガー劇場」（1940年〜1953年）、神浦の「明魁座」（1935年〜1953年）、吉木の「千歳座」（1941年〜1952年）。*53
泊劇場/松山泊劇場
所在地 : 愛媛県松山市興居島泊（1964年）、愛媛県松山市興居島（1966年）
開館年 : 1963年頃
閉館年 : 1966年頃
1963年の映画館名簿には掲載されていない。1964年の映画館名簿では「泊劇場」。1966年の映画館名簿では「松山泊劇場」。1967年の映画館名簿には掲載されていない。
中央館/中島中央館
所在地 : 愛媛県温泉郡中島町睦月（1964年・1966年・1968年）
開館年 : 1963年頃
閉館年 : 1968年頃
1963年の映画館名簿には掲載されていない。1964年の映画館名簿では「中央館」。1966年・1968年の映画館名簿では「中島中央館」。1966年の映画館名簿では経営者・支配人ともに石崎盛夫、木造1階、定員200、映写機は新音研、発声器は新音研、松竹・東宝・大映を上映、電話番号は記載なし。1969年の映画館名簿には掲載されていない。
中島座
所在地 : 愛媛県温泉郡東中島村大字大浦（1953年）、愛媛県温泉郡中島町大字大浦（1955年・1958年）、愛媛県温泉郡中島町大浦（1960年・1963年）、愛媛県温泉郡中島町（1966年・1967年・1968年）
開館年 : 1935年
閉館年 : 1968年頃
『全国映画館総覧 1955』には開館年が掲載されていない。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年・1958年・1960年・1963年・1966年・1967年・1968年の映画館名簿では「中島座」。1966年の映画館名簿では経営者・支配人ともに大北浅一、木造1階、定員300、映写機はローラー、発声器はローラー、松竹・大映・東映を上映、電話番号は中島62。1969年の映画館名簿には掲載されていない。

戦後における中島町の芝居小屋（劇場）。大浦の「中島座」（1935年〜1955年）。大浦の「タイガー劇場」（1940年〜1953年）、神浦の「明魁座」（1935年〜1953年）、吉木の「千歳座」（1941年〜1952年）。*54
松山由良座
所在地 : 愛媛県松山市興居島由良（1964年）、愛媛県松山市興居島（1966年・1967年・1968年）
開館年 : 1963年頃
閉館年 : 1968年頃
1963年の映画館名簿には掲載されていない。1964年の映画館名簿では「由良座」。1966年・1967年・1968年の映画館名簿では「松山由良座」。1968年の映画館名簿では経営者・支配人ともに松本泰雄、木造1階、定員150、松竹・東宝・大映・洋画を上映。1969年の映画館名簿には掲載されていない。
風早劇場/北条東映/北条風早劇場
所在地 : 愛媛県温泉郡北条町大字辻（1953年・1955年）、愛媛県温泉郡北条町字辻（1958年）、愛媛県北条市辻町（1960年・1963年・1966年・1969年）
開館年 : 1950年10月
閉館年 : 1969年頃
『全国映画館総覧 1955』によると1950年10月開館。1950年の映画館名簿には掲載されていない。1953年・1955年・1958年の映画館名簿では「風早劇場」。1960年の映画館名簿では「北条東映」。1963年の映画館名簿では「風早劇場」。1966年・1969年の映画館名簿では「北条風早劇場」。1970年の映画館名簿には掲載されていない。

戦後における北条市の芝居小屋（劇場）。北条の「文化会館」（1952年〜????年）。辻の「大正座」（1916年〜1965年）、辻の「風早劇場」（1953年〜????年）、柳原の「戎座」（1922年〜昭和40年代、1979年解体）。*55

温泉郡北条町辻（現在の松山市）には劇場「大正座」があった。大正初期頃に開館し、木造一部2階建で500人以上収容する巨大な劇場だった。内部には手動の回り舞台や花道があり、枡席の見物席にはゴザが敷かれていた。劇場正面の2階には太鼓櫓があった。戦前の大正座は芝居と映画を半々くらいで興行し、浪曲、人形浄瑠璃、歌謡ショー、マジックショーなども行われた。高田浩吉、鶴田浩二、田端義夫、杉村千恵子などが来演したこともある。戦後の1952年頃には映画館となり、「宝館」に改称した。日本初の総天然色映画である『カルメン故郷に帰る』や『渡り鳥シリーズ』なども上映された。宝館は1965年頃に閉館した。戦後の北条町の本町には映画館「文化会館」が、辻町には映画館「風早劇場」（かざはやげきじょう）が開館し、大正座を含めた3館が100ｍ以内の距離にあった。文化会館は造り酒屋の酒蔵を改装して作られていた。2005年現在の大正座跡地は病院となり、風早劇場跡地は銭湯の駐車場となり、文化会館跡地は個人商店となっている。*56
  • *1 : 上田雅一『シネマな面々 松山発映画人生』キネマ旬報社、1998年
  • *2 : 池田洋三『新版 わすれかけの街 松山戦前・戦後』愛媛新聞社、2002年やおかひろし「映画館は滅びず」『松山百点』松山百点会、2006年新春号＝第246号〜2007年霜月号＝第257号
  • *3 : 戦後の松山市内劇場事情について 愛媛シネマZONE
  • *4 : えひめの記憶 えひめ、その住まいとくらし（平成17年度） 愛媛県生涯学習センター
  • *5 : 「映画館」『キネマ旬報』1959年9月1日、241号
  • *6 : 「映画館」『キネマ旬報』1957年3月15日、171号
  • *7 : 「映画館」『キネマ旬報』1955年11月下旬号、132号
  • *8 : 『映画黄金期 小屋と名作の風景 下巻』国書刊行会、1989年、p.77
  • *9 : 「映画館」『キネマ旬報』1959年5月1日、232号
  • *10 : 「映画館ニュース」『キネマ旬報』1961年7月1日号、289号
  • *11 : 阿奈井文彦『名画座時代 消えた映画館を探して』岩波書店、2006年
  • *12 : 「映画館」『キネマ旬報』1959年4月1日（1959年春特別号）、229号
  • *13 : 「映画館ニュース」『キネマ旬報』1962年11月15日号、327号
  • *14 : 「映画館」『キネマ旬報』1963年2月15日、333号
  • *15 : 『映写』全日本映写技術者連盟、1963年2月、p.11
  • *16 : 「映画館」『キネマ旬報』1957年12月1日号、第192号
  • *17 : 『映画年鑑 1963年版』時事通信社、1963年
  • *18 : 「四季録 松山グランド劇場」『愛媛新聞』2013年5月27日
  • *19 : 「松山に市民映画館オープン 愛媛」『朝日新聞』1988年8月3日
  • *20 : 「地方ミニシアター 心で魅せる」『朝日新聞』1996年3月22日
  • *21 : 「『シネマルナティック』代表 橋本達也さん」『毎日新聞』2001年8月10日
  • *22 : 「えひめ新風土記 6 松山・柳井町商店街 戦前の松山市の面影残す」『毎日新聞』2003年5月21日
  • *23 : 「THEATER」『キネマ旬報』1963年9月15日、第348号
  • *24 : 『映画年鑑 1989年版』時事映画通信社、1988年
  • *25 : 「銀幕に時代の波 松山シネマサンシャイン閉館 来月 老朽化『大街道』に再編」『愛媛新聞』2003年4月24日
  • *26 : 「松山シネマサンシャインが閉館 25年の歴史に幕、ファンら名残惜しむ」『毎日新聞』2003年5月10日
  • *27 : 「ぐるーっと経済 いきいきエコノ 各県の情報」『毎日新聞』2003年2月27日
  • *28 : シネマサンシャイン大街道 閉館のお知らせ シネマサンシャイン大街道、2020年11月11日
  • *29 : 「シネマサンシャイン大街道、来年1月に閉館へ」『朝日新聞』2020年11月12日
  • *30 : 「『映画の街』松山の老舗館が1月閉館 中心部で1軒のみに 最盛期市内に32軒」『毎日新聞』2020年12月21日
  • *31 : 「松山の『街中映画館』閉館 ありがとうシネマサンシャイン大街道 惜別の声」『愛媛新聞』2021年1月11日
  • *32 : 「シネサン大街道 終幕 32年間ありがとう 独自ラインアップ 魅了」『読売新聞』2020年1月12日
  • *33 : 「映画館ニュース」『キネマ旬報』1960年4月15日、257号
  • *34 : 「劇場火災」『映画年鑑 1961』時事通信社、1961年
  • *35 : 「シネ・リエンテ 休館後、来月1日再開 『シネマ・ルナティック』に 松山」『毎日新聞』2005年6月24日
  • *36 : 「ミニシアターの行方 他館と連携 発信力高める」『読売新聞』2013年9月27日
  • *37 : 「ミニシアター 支えられ20年 松山の『シネマルナティック』、女優・片岡礼子さん招き記念イベント 23日」『毎日新聞』2014年8月20日
  • *38 : 「松山のミニシアター開館20周年 あす記念映画祭」『朝日新聞』2014年8月22日
  • *39 : 中馬聰『映画館 中馬聰写真集』リトルモア、2015年
  • *40 : 「松山市に新タイプのショッピングセンター スーパー『フジ』9日にオープン」『毎日新聞』2000年12月6日
  • *41 : 『映画年鑑 2002年版』時事映画通信社、2001年
  • *42 : 大黒座 松山市
  • *43 : 『映写』全日本映写技術者連盟、205号、1965年
  • *44 : 川東�帽亜�帝国農会幹事岡田温と大正13年の理想選挙」『松山大学論集』2012年、24巻2〜4号
  • *45 : 『三津浜誌稿 第1輯』三津浜郷土史研究会、1960年、pp.40-41
  • *46 : 『三津浜誌稿 第1輯』三津浜郷土史研究会、1960年、pp.40-41
  • *47 : 『三津浜誌稿 第1輯』三津浜郷土史研究会、1960年、pp.40-41
  • *48 : 「われらの映画館 松山柳勢座」『キネマ旬報』1977年1月号、699号
  • *49 : 愛媛県史編さん委員会『愛媛県史 芸術・文化財』愛媛県、1986年、pp.671-682
  • *50 : 愛媛県史編さん委員会『愛媛県史 芸術・文化財』愛媛県、1986年、pp.671-682
  • *51 : 愛媛県史編さん委員会『愛媛県史 芸術・文化財』愛媛県、1986年、pp.671-682
  • *52 : 愛媛県史編さん委員会『愛媛県史 芸術・文化財』愛媛県、1986年、pp.671-682
  • *53 : 愛媛県史編さん委員会『愛媛県史 芸術・文化財』愛媛県、1986年、pp.671-682
  • *54 : 愛媛県史編さん委員会『愛媛県史 芸術・文化財』愛媛県、1986年、pp.671-682
  • *55 : 愛媛県史編さん委員会『愛媛県史 芸術・文化財』愛媛県、1986年、pp.671-682
  • *56 : えひめの記憶 えひめ、その住まいとくらし（平成17年度） 愛媛県生涯学習センター
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